
新しい家族となったネコちゃんが健やかに過ごすために、飼い主の皆さんが知っておかなければならないことがいっぱいあります。
もし、今飼っている猫ちゃんがいて、新しい猫ちゃんを保護するようなことがあったら、必ずお家の中に入れる前に、先ず病院でウィルス検査などを受けてからにしましょう。
子猫がより確実な免疫を獲得するためには、混合ワクチンを生後60日、90日の2回接種することが理想的です。
以降は年に1度の接種で免疫を保ちます。
ワクチンで予防できる病気には次のようなものがあります。
1~3までの病気を予防するものが3種混合ワクチンで、1~5までの病気を予防するものが7種混合ワクチンとなります。
6の猫エイズワクチンのみ単独で接種する必要があり、他のワクチンとプログラムが異なり、最初2~3週間隔で3回連続接種し、その後は1年に1回の接種で予防することが可能です。
ネコちゃんのお腹に寄生虫がいると、ウンチがゆるくなったり、ひどい場合は腸管がつまってしまうことがあります。
検便で寄生がわかることもありますが、検査ではウンチの一部しか調べられないため、検便結果が陰性でも寄生虫に感染している場合があります。
また、ネコちゃんの寄生虫には人へも感染する人獣共通感染症(ズーノーシス)もあり、小さなお子様がいらっしゃる場合は特に注意が必要です。
まずは寄生虫の内服薬による駆除プラグラムを受けることをお勧めします。
その後は定期的にお薬を投薬することによって、腸内寄生虫から予防することができます。
毎月一回、内服または
背中に滴下しましょう。
ノミやマダニはネコちゃんの血を吸って生活しています。
小さな虫でも多く寄生した場合、吸血される量は驚くほど多いのです。
さらに病原体やお腹の寄生虫を媒介したり、ひどい痒みを引き起こし、アレルギーの原因にもなる場合があります。
ノミは一度家の中に持ち込むと部屋の中で産卵、繁殖し、すごい速さで増え続けます。
結果、人が刺されてしまうことや、駆除がとても大変になります。是非、家の中に持ち込む前にしっかり予防しましょう。