外耳炎・耳のケア

外耳(中耳)炎とは耳の穴の入り口から鼓膜の手前までが、蓄積した耳垢に細菌や酵母が繁殖し、耳道の粘膜が感染し炎症を起こした状態を言います。
以下の症状があったら要注意です。

外耳炎・耳のケア
  • 首や耳を振ったり、地面に耳を擦ったり、後肢で耳を引っ掻く
  • 痛みのため耳をみせない、触らせない、攻撃的になる
  • 耳に悪臭がある
  • 耳の穴の周囲が赤い

もし、該当することがあれば早めに病院で診てもらいましょう。
ひどくなってしまうと難聴になったり、斜頸(頭を傾けた状態)や顔面神経麻痺などが起こる場合もあります。病院で洗浄や薬で治療し、症状が良くなってきたら、そこで放置してはいけません。

最も重要なことは、再発しないように定期的にケアしてあげることなのです。定期的に耳の周囲や耳道内から生えてくる毛を抜き取り、通気の良い状態に保ちます。

その後、耳の洗浄液で汚れや耳垢を洗い流してあげるようにします。そうすることによって常にクリーンな状態が保てます。絶対に綿棒などを入れたりしてはいけません。
耳道内を傷つけるばかりか、汚れを奥に押し込んでしまいます。そうした不適切な処置が原因となって症状が悪化し、慢性化する例が多いのが現状です。

当院では患者様の前で実際に処置し、なるべくご自宅でもケアできるように指導いたします。
ご質問があればいつでもお尋ね下さい。