尿石症

尿石症とは、腎臓や尿管、膀胱、尿道などに結石ができることでおこる病気のことを言います。

Q.どのような結石ができてしまうのですか?
A.結石には様々な種類がありますが、最も多いのはストラバイト結石(リン酸アンモシウムマグネシウム)です。

Q.どのような結石ができてしまうのですか?
Q.この病気を放置してしまうと、どうなってしまうのでしょうか?
A.膀胱炎になったり、結石が尿道を閉塞してしまうと激痛を伴い、オシッコができなくなったりします。動物は体の中の汚いものをオシッコとして排泄しているため、オシッコができなくなると、体全体が毒で侵された状態(尿毒症)となり、最悪の場合、死に至ることもある恐ろしい病気です。
Q.尿石症では、どんな症状がみられるのでしょうか?
A.次のような代表的な症状がみられます。
  • 血尿
  • 頻尿(排尿の回数は増加しているが、量は少ない)
  • 排尿する際に、痛くて奇声をあげる
  • 生殖器をなめる
  • 元気がない
  • 食欲がない
  • 嘔吐 (急性腎不全の可能性あり)
もし、該当するようなことがあれば、すぐに病院で診てもらいましょう。
Q.尿石症にならない様にする予防法はあるのですか?
A.次のような予防法があります。
  • 結石ができないような食餌を与える(病院に相談しましょう)
  • いつでも水を飲めるようにしておく
  • オシッコを我慢させないようにする
以上のような予防方法がありますが、病気というものは予防をしていたら絶対にかからないというものではありません。一番重要なことは、病気を早期に発見するための飼い主さんの観察力です。飼っている犬や猫に、普段と違うような様子が見られたら、すぐに病院にご相談下さい。